抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災と津波による福島第一原子力発電所の事故により,海洋へCs-137が漏洩した。事故以降4年半のCs-137濃度の時空間変動の再構築を行った。直接漏えい率の推定結果は,2011年3月26日から4月6日までは2.2×10
14Bq/dayであったが,その後指数関数的に減少し,2015年9月時点においては10
9Bq/dayのオーダーとなった。シミュレーション結果によって推定された影響範囲は沿岸域に限定的であり,大半の海域において1960年代における大気圏核実験によるCs-137濃度を下回っていることが分かった。この結果は観測結果と整合的であった。(著者抄録)