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J-GLOBAL ID:201602243053238681   整理番号:16A1203757

廃プラスチックの熱分解による化学原料化・燃料化

Feedstock Recycling via Waste Plastic Pyrolysis
著者 (2件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 243-253  発行年: 2016年11月01日 
JST資料番号: F0042A  ISSN: 1346-8804  CODEN: JJPIAP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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環境負荷低減および将来的な国内資源確保の観点から,廃プラスチックのリサイクルの推進は必要不可欠である。国内における廃プラスチックの有効利用率は年々増加しており,2014年には83%に達している。しかし,有効利用率に占めるマテリアルリサイクルおよびケミカルリサイクルの割合はわずか26%および4%と低く,残りの70%は熱回収に留まっている。つまり,マテリアルリサイクルやケミカルリサイクルによる有効利用率を向上できるポテンシャルは極めて大きい。本稿では,ケミカルリサイクルの一つである廃プラスチックの熱分解法に着目する。熱分解法は,マテリアルリサイクルに適用困難な混合廃プラスチック等の油化およびガス化を可能とする。しかし,現実には,ポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレンテレフタレート(PET)が,熱分解により腐食性ガスや高沸点の昇華性物質を生成し,熱分解生成物品位の低下および処理設備の腐食・閉塞(そく)の原因となるため,これら樹脂の含有量の多い廃プラスチックは依然として処理が困難となっている。著者らは,これまで,これら問題点の打開を目指し,PVCの乾式法および湿式法による脱塩化水素および脱塩素プロセス,石灰を用いたPETの熱分解油化について検討を進めてきた。本稿では,まず主要な樹脂であるポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),およびポリスチレン(PS)に関する熱分解研究の現状について総括し,著者らの報告してきたPVCの脱塩化水素および脱塩素プロセス,さらに石灰を用いたPETの熱分解油化プロセスを中心にPVCやPETの熱分解研究について紹介する。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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高分子廃棄物処理  ,  資源回収利用 
引用文献 (114件):
  • 1) Plastic Waste Management Institute, Plastic Products, Plastic Waste and Resource Recovery [2014], https://www.pwmi.or.jp/data.php?p=panf (access date: January 21, 2016).
  • 2) 16514 of chemical goods in 2014, The Chemical Daily Co., Ltd., Tokyo.
  • 3) Poutsma, M. L., Macromolecules, 36, 8931 (2003).
  • 4) Kruse, T. M., Wong, H.-W., Broadbelt, L. J., Macromolecules, 36, 9594 (2003).
  • 5) Kruse, T. M., Wong, H.-W., Broadbelt, L. J., Ind. Eng. Chem. Res., 42, 2722 (2003).
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