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J-GLOBAL ID:201602243632153292   整理番号:16A1382136

超臨界二酸化炭素処理ポリ(L-ラクチド)の酵素的分解

Enzymatic degradation of poly(l-lactide) treated with supercritical carbon dioxide
著者 (7件):
資料名:
巻: 134  ページ: 366-375  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: E0404B  ISSN: 0141-3910  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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超臨界二酸化炭素処理ポリ(L-ラクチド)(PLLA)の物性に及ぼす影響因子を調べるために,処理前後でのPLLAの分解性と熱及び機械特性を測定した。特性が異なる3種のPLLA(H100,H440,REVODE)フィルムをscCO2により40°C及び14MPaの条件で3h処理し,熱特性を調べた。次いで,処理試料をプロテイナーゼKにより酵素分解した。scCO2処理PLLAは未処理に比べて分解初期段階での分解は遅かった。SEM画像から,分解により密接間隔で空洞が発生した。いずれのPLLAの融点もscCO2処理により上昇し,分解に影響を与えた。一方,scCO2処理H440及びREVODEの160h後での分解度は未処理の場合と同等であった。また,scCO2処理PLLAはプロテイナーゼKにより一定速度で分解されたが,未処理H100は急速分解し,分解度と結晶度の関係を調べた。DSC及びX線回折から求めた結晶度はscCO2処理により増加し,それにより処理試料の分解度が低下した。未処理及び処理H100の結晶度はいずれも分解と共に増加した。REVODEの分解曲線はH440に類似したが,未処理REVODEの結晶度変化はH100及びH440とは異なった。未処理H100及び処理PLLAの回折ピークは酵素分解進捗と共に小角度側にシフトした。機械特性試験から,scCO2処理により引張強度及び弾性率増加と伸び低下が認められ,高分子鎖がより相互接近して運動することを示唆した。結論として,scCO2処理は非晶質及び結晶領域の両方で高分子鎖を均一収縮させると見なせた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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高分子の分解,劣化  ,  酵素一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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