抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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古代コンクリートが使われた中国大地湾遺跡を調査し,調査結果からコンクリートの長寿命化,耐久化,緻密化等の手懸りを得た。そして養生時に炭酸化反応を利用することによるコンクリート炭酸化技術を開発した。この長寿命化コンクリートの特性のうち組織の緻密度を示す空隙率,および鉄筋コンクリート構造物の劣化である塩害に関する特性を確認した。同コンクリートは溶解挙動,物質遮断性に優れるため,桟橋補修や放射性廃棄物貯蔵容器へ適用した。次いでコンクリートの炭酸化養生技術を応用し,CO
2排出量を大幅削減する環境負荷環境低減型コンクリートを開発した。この特徴はγC
2Sや石炭灰を活用しセメント使用量を抑制すること,火力発電所回帰ガスでコンクリートを強制炭酸化させCO
2を固定することである。このコンクリートを実工事に適用した場合のCO
2排出量と,廃棄物リサイクル量を試算し地球環境への保全貢献度を報告した。