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J-GLOBAL ID:201602244284037933   整理番号:16A1323884

農山村再生を考える 欧州の中山間地を盛りたてる仕組み-成長主義からの脱却とオルターナティブな暮らしの実現のための

著者 (1件):
資料名:
巻: 107  号: 12  ページ: 18-24  発行年: 2016年12月01日 
JST資料番号: S0255A  ISSN: 0387-3382  CODEN: TOMOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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農山村再生を考える一環として,欧州の中山間地を盛りたて成長主義からの脱却とオルターナティブな暮らしの実現のための取組を検討した。EUは,農業の効率化を進める市場志向に転換した一方,持続可能な農業支援や地理的表示(GI)保護制度に注目するようになった。1)スローフード運動は,1989年,イタリア北部の小さな町で発足した地域の食文化を保護する民間活動である。1999年に同国中部の小都市の市長の提案で誕生したスロー・シティ連合は,運動の哲学を食に留まらず暮らしに実践する。2)現在の加盟自治体は30国238都市(2016年10月現在),日本では気仙沼市のみである。同様の自治体連合運動にフランス発祥の「世界で最も美しい村連合」があり,急速に成長している。地域文化を伝承・活用する仕組みであるGIの取得条件で最重要なのは,産品と地域との「つながり」,人と人との「つながり」である。欧州のGI保護制度には,主に原産地呼称保護と地理的表示保護があるが,後者に比べ前者の方がより強い結びつきが求められる。地方創生とレジリエントな地域づくりには,日本でも人材ネットワークの構築が鍵となる。
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分類 (1件):
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都市計画一般,都市経済学 
引用文献 (9件):
  • Carlo Petrini, “Buono, Pulito e Giusto“, Einaudi s.p.a., 2005.
  • Cittaslow International Charter (2014年6月発行)
  • 大石尚子[2016]「人間サイズの暮らしを実現する都市のかたち」『世界』8月号、pp.256-263
  • 島村菜津[2013]『スローシティ』光文社
  • 松永安光/徳田光弘[2007]『地域づくりの新潮流-スローシティ アグリツーリズモ ネットワーク』彰国社
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