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J-GLOBAL ID:201602246580843482   整理番号:16A1183256

食物イソチオシアナートであるスルフォラファンはサイクリンB1の発現低減とGADD45β/CDC2相互作用を介し子宮頚部腫瘍細胞のG2/M期停止を誘発する

Sulforaphane, a Dietary Isothiocyanate, Induces G2/M Arrest in Cervical Cancer Cells through CyclinB1 Downregulation and GADD45β/CDC2 Association
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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子宮頚部腫瘍は,世界的には,女性に発生する最も一般的な悪性腫瘍である。この腫瘍の主な治療法としては,円錐切除あるいは子宮摘出が挙げられる。スルフォラファン(SFN)は,食品中のイソチオシアナート(イソチオシアン酸塩)に由来する天然の物質に基づく薬物であり,幾つかの種類の腫瘍に対して,抗腫瘍作用および化学予防効果を持つことが示されている。本研究では,SFNの,子宮頚部腫瘍細胞系統(Cx,CxWJ,HeLa)における細胞増殖阻害およびG2/M期での細胞周期停止への効果を調べた。結果として,SFNの細胞毒性は,細胞周期のG2/M期での細胞の蓄積に関係することを見出した。SFN処理は,細胞周期の停止とサイクリンB1発現の低減を引き起こすが,CDC2の発現へは影響を及ぼさない。さらに,細胞周期停止におけるGADD45β遺伝子の活性化の効果は,SFNの投与量と比例的に増大すること,また,分裂遅延と細胞増殖阻害は,腫瘍細胞に処置したSFN投与量に依存することを見出した。以上の結果から,SFNは腫瘍の進展を,サイクリンB1遺伝子の発現低下,サイクリンB1/CDC2複合体の解離,およびGADD45β蛋白質の発現増大による細胞増殖のG2/M期における停止により行っている可能性を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  動植物,微生物のその他の産生物質  ,  生化学的分析法  ,  細胞生理一般 
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