抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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画像処理の中には雑音の除去や特徴の抽出などがあり,目的に応じたフィルタを画像に畳み込むことで実現できる。ガウシアンフィルタは画像の平滑化を行うものであり,特徴点抽出など多様な用途で用いられる。しかしフィルタ係数が実数であるため,特に標準偏差が大きい場合,演算速度は遅い。一方,二項フィルタは二項分布を用いて平滑化を行う。二項フィルタのフィルタ係数は整数値とシフト演算で表現可能案であるため,演算速度は速く,また二項分布の試行回数を増加させることにより,ガウシアンフィルタを近似することができる。本研究では二項フィルタの処理が画素間で独立していることに着目し,NVIDIA社が提供するGPU向けのC言語の統合開発環境であるCompute Unified Device Architecture(CUDA)を用いて,二項フィルタの処理の並列化を行い,ガウシアンフィルタの高速化を図る。(著者抄録)