抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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3軸同時振動試験は,単軸振動試験に比べて実輸送に近い振動を再現できるため,より現実に即した振動試験を実施することができる。一方で,3軸同時振動試験は,加速度の各軸間の相関といった単軸振動試験にはない特性を考慮する必要があるため,3軸同時振動試験の試験理論を構築するためには,実輸送中に3軸間の振動にどのような相関があるのか解明することが求められる。本研究では,3軸同時振動試験の試験理論構築のための基盤となる知見を得るために,トラック(最大積載量3550kg)の荷台振動を計測し,鉛直,進行および左右方向の各軸間の相関を解析した。相関解析の結果から,上下方向振動の尖度が高くなる区間では,衝撃的な加速度が同期して発生する傾向が認められた。本研究で明らかになった各軸間の振動加速度波形の相関は,3軸同時振動試験の試験理論を構築するための基礎的知見として利用できるものと期待できる。(著者抄録)