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J-GLOBAL ID:201602248470640291   整理番号:16A1294614

多発性硬化症においてSIRT1と抗酸化酵素への作用によって酸化ストレスを低下させるメラトニンの推定役割の証拠

Evidence for possible role of melatonin in reducing oxidative stress in multiple sclerosis through its effect on SIRT1 and antioxidant enzymes
著者 (6件):
資料名:
巻: 145  ページ: 34-41  発行年: 2016年01月15日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:酸化ストレスは多発性硬化症(MS)の病態発生に重要な役割を果たす。メラトニンは酸化ストレス経路の調整に中心的な役割をもつ。著者らはメラトニンのサーチュイン1(SIRT1)のmRNA発現と活性に及ぼす影響,およびMS患者と健常人からの末梢血単核細胞(PBMCs)のその標的遺伝子,マンガンスーパーオキシドジスムターゼ(MnSOD)とカタラーゼを調べることを目的とした。主な方法:本研究は12名の再発-弛張性MS(RRMS)と14名の年齢-性別-調整健常人により行われた。PBMCsが薬理学的濃度のメラトニン(1mM)で12時間処理された。遺伝子発現がリアルタイムPCRにて評価された。PBMCsのSIRT1活性が蛍光アッセイを用いて測定された。PBMCsのMnSODとカタラーゼ活性が比色分析法にて測定された。血漿総抗酸化能が血漿の第二鉄還元能アッセイを用いて測定された。結果:メラトニンは患者と健常人の両方でSIRT1とカタラーゼの活性とmRNAを有意に増加させたが,メラトニン処理はMnSODのmRNAの発現と活性の顕著な増加を患者でのみで生じさせた。メラトニン処理前ではSIRT1活性はカタラーゼとMnSOD活性と相関しなかったが,メラトニン処理後の患者からのPBMCsでSIRT1活性とカタラーゼ活性の間に有意な相関性がみられた。結論:抗酸化状態はMS患者のPBMCsにおいて影響を受け,メラトニンはSIRT1,MnSODとカタラーゼのアップレギュレーションを介してMSで酸化防止的保護の損傷を改善できるように思われ,これはMSの管理に重要であろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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