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J-GLOBAL ID:201602249205349473   整理番号:16A0502345

アミド側鎖両親媒性高分子は表面に定着した細菌性バイオフィルムを崩壊させ,マウスの細菌Acinetobacter baumannii慢性感染を予防する

Amide side chain amphiphilic polymers disrupt surface established bacterial bio-films and protect mice from chronic Acinetobacter baumannii infection
著者 (6件):
資料名:
巻: 74  ページ: 131-143  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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細菌性バイオフィルムは,ヒトにおける慢性または持続的感染の根本原因を提示する。Acinetobacter baumanniiのような院内感染や日和見病原体によるグラム陰性細菌感染は,固有の,急速に獲得する抗生物質耐性のために,治療がより困難である。バイオフィルム形成によりA.baumanniiが長期間,人工的な表面上で生き残り,したがって,病院環境中に残留する能力のために注目されている。ここで,無水マレイン酸系の新規カチオンポリマに,表面に成長した多剤耐性A.baumanniiのバイオフィルムを破壊するアミド側鎖を付加したことを報告する。さらに重要なことに,これらのポリマはA.baumanniiに慢性火傷感染したマウスの細菌負荷を有意に(P<0.0001)減少させた。本ポリマはまた,哺乳動物細胞への最小限の毒性を有するメチシリン耐性黄色ぶどう球菌(MRSA),バンコマイシン耐性腸球菌(VRE),A.baumannii多剤耐性臨床分離株に対して強い抗菌効果を示した。これらのポリマの側鎖の化学構造に依存して最適な疎水性が細菌に対する選択的な毒性を決定することを確認した。ポリマは膜の脱分極,透過性,エネルギー枯渇を引き起こすことによって,細菌の細胞膜と相互作用した。細菌はエリスロマイシンとコリスチンに対して迅速な耐性を生じ,一方,これらのポリマに対して,数回の継代後に検出可能な抵抗性は発生しなかった。結果は感染が確立し,また,慢性細菌感染症の局所治療の対象になった後,生物医学的デバイスの表面消毒におけるこれらの高分子生体材料の適用の可能性を示唆する。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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微生物感染の生理と病原性  ,  医用素材 
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