抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,小型で手軽に操縦できる「ドローン」という無人航空機が,運送,空撮,警備等に活用され,消防防災分野においても有効利用の方法が模索されている。消防技術安全所では,無人航空機の消防活動における活用を検討するため,基礎的な性能検証を行った。本検証では,GPS及びカメラを搭載した市販の無人航空機を用いて,消防隊員が容易に立ち入れない災害現場を想定し,遠隔操縦性能,事前に設定した経路に沿った自動航行の航路追従性能,リアルタイムで伝送された映像の鮮明性等を確認した。その結果,遠隔操縦性能及び自動航行の航路追従性能については,概ね良好であり,消防活動での活用が見込めるものであった。一方,伝送された映像は,不鮮明であり,要救助者の捜索等の消防活動には,より鮮明な映像の伝送が必要であることが分かった。(著者抄録)