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J-GLOBAL ID:201602250651119848   整理番号:16A0783331

天然有機物(NOM)と低圧膜ファウリングとの組合せに及ぼす無機コロイド水成分の影響

Effect of inorganic colloidal water constituents on combined low-pressure membrane fouling with natural organic matter (NOM)
著者 (4件):
資料名:
巻: 507  ページ: 154-164  発行年: 2016年06月01日 
JST資料番号: E0669A  ISSN: 0376-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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モデル汚染物質を含有する合成水を用いた限外濾過(UF)実験を行うことにより低圧膜システムにおける無機コロイド水成分の影響を評価した。フミン酸(HA),アルギン酸ナトリウム(SA),およびウシ血清アルブミン(BSA)が,モデル天然有機物(NOM)ファウラントとして選択され,および二酸化ケイ素とα-酸化アルミニウムがモデル無機コロイド汚染物質として選択された。ひとつの実験室規模平膜UFシステム(すなわち,非撹拌濾過セル)とパイロット規模中空繊維UFシステム(すなわち,特注の中空繊維モジュール)を使用して合成溶液を濾過した。なお,その膜の両方はポリエーテルスルホン(PES)膜を使用した。それら自身による無機コロイドの濾過は重大なファウリングをもたらなさらず,それは無視できる程度の透過性の低下と高い水圧可逆性によって証明された。しかし,NOMと組み合わせた場合,大きな透過性の減少と水圧可逆性の減少を観察した。また,透過率の低下と組み合わせた無機コロイドとNOMの可逆性の損失は,有機物と無機コロイドからの個々の合計より大きく,この2つの組合せはファウリングを強化することを示唆した。酸化アルミニウムは,二酸化ケイ素と比較してより深刻なファウリングをもたらす傾向があり,無機コロイド材料特性,特にその表面電荷は組み合わせファウリングの深刻度に影響を与えることを示唆した。走査型電子顕微鏡によって汚損膜の解析とTOCの除去率は酸化アルミニウムコロイドによるより高いNOM吸着を示し,それはケーキ層中の大量のファウラントより悪い可逆性につながった。実験室およびパイロット規模システムは類似のファウリング挙動を示し,このように実験室規模システムはパイロット規模システムの意味ある表現を与えた。本研究は,低圧膜システムでのファウリングに関してファウラント間の相互作用の重要性を強調し,無機コロイドがNOMのファウリングに重要な役割を果たすことを示した。また,今回の結果は,NOMおよび無機コロイドを含有する天然水の限外濾過中に生じた水圧および化学的ファウリングに及ぼすコロイド表面電荷の影響を強調した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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膜分離 

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