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J-GLOBAL ID：201602252490118849   整理番号：16A1109479

セルロースナノファイバー製造技術実証事業

著者 (1件)： 真柄謙吾 (森林総合研)
資料名： 生物資源  (Biological Resources)
巻： 10  号： 3  ページ： 2-13  発行年： 2016年11月25日 
JST資料番号： L7947A  ISSN： 1881-9672  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 製紙産業における紙の国内需要は従来3000万トンは2009年のリーマンショックから2800万トンに減少した。一方,紙の輸入量は2012年は220万トンに達したことが経済産業省による「製紙産業の将来展望と課題に関する調査報告書」で記載されている。そこで,現状打開のために,製紙産業と化学産業が提携して「高度バイオマス産業」概念が打ち出された。その1つがセルロースナノファイバー(CNF)事業である。2030年の市場規模は1兆円/年とされている。これを実現するためにセルロースナノファイバーフォーラムが設立され,オールジャパンでの開発が始まった。そうした中で,林野庁では「新規木材受容創出事業のうちセルロースナノファイバー製造技術実証事業」が企画された。ここでは,セルロースナノファイバー製造技術実証事業について概説した。内容としては,1)はじめに,2)事業概要,3)実証プラントの設置,(3-1)パルプ製造,(3-2)ナノ化工程,4)製造したセルロースナノファイバーの性状,5)コスト試算およびエネルギーバランス,6)用途技術開発およびサンプル頒布と市場の反応,7)安全性試験,および8)結語の各項目について説明した。

シソーラス用語： セルロース繊維 ,  ナノファイバ ,  バイオマス ,  製品開発 ,  *原料 ,  抄造 ,  *木材加工
準シソーラス用語： *セルロースナノファイバー ,  *セルロースナノファイバー製造 ,  製紙 ,  *製紙原料

分類 (1件)： パルプ原料とその調製  (YL02010E)

タイトルに関連する用語 (4件)： セルロースナノファイバー ,  製造技術 ,  実証 ,  事業