抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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簡易GPS計測の機材特性を検討した。記録計測では10分後から安定したが,誤差はXY座標で数m,Z座標で10m以上あり,市街地では特に誤差が大きく,天空率が高い場所での記録計測が良い。移動計測は緩徒歩で速度一定で,機材の向きを固定して計測するのが望ましい。機材毎の座標変化傾向が似ていてるので,機材間の計測差と座標変化を補正して計測精度を上げることができる。さらに始点と終点を基準点に対応させ,トラバース測量で経路距離の補正をすれば計測精度を上げられる。次に簡易GPS計測を地形計測に応用した。海岸地形での移動計測では,計測範囲に基準点を一つ設置し,基準点対応の計測結果を基準点座標へ補正し,時間経過による座標変化の補正を加えた。また河岸地形での移動計測では,計測範囲に複数の基準点を設置した。XY座標は始点と終点の基準座標へ補正し,Z座標にはそれに加えて時間経過による座標変化の補正も加えた。その結果,両者の計測で現実的な地形起伏を良好に捉えることができた。