フルオリド架橋ジコバルト(II)錯体のB-Fの引き抜きによる形成へのN4シッフ塩基配位子の置換基効果:構造と磁性

Cho Yae In; Ward Meredith L.; Rose Michael J.

文献

J-GLOBAL ID：201602253876185410 整理番号：16A0847271

フルオリド架橋ジコバルト(II)錯体のB-Fの引き抜きによる形成へのN4シッフ塩基配位子の置換基効果:構造と磁性

Substituent effects of N4 Schiff base ligands on the formation of fluoride-bridged dicobalt(ii) complexes via B-F abstraction: structures and magnetism

出版者サイト複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=16A0847271&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=16A0847271&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=A0270A") }}

著者 (3件)： , ,
資料名：
巻： 45 号： 34 ページ： 13466-13476 発行年： 2016年09月14日
JST資料番号： A0270A ISSN： 1477-9226 CODEN： DTARAF 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

筆者らは,2つのフルオリド架橋コバルト(II)2量体-[Co(μ-F)(pnN₄-PhCl)₂(OH₂)(MeCN)](BF₄)₃(1)と[Co(μ-F)₂(pnN₄-PhCl)₂](BF₄)₂(2),及びプロピル架橋N4シッフ塩基とピリジン配位子から誘導される関連の錯体の合成を報告する。架橋性フルオリドイオンは,出発塩,[Co(H₂O)₆](BF₄)₂中のBF₄アニオンのB-F引き抜きプロセスから生じる。2つの型の架橋モチーフがもたらされ,モノ架橋(μ-F),又はジ架橋(μ-F)₂が,ピリジンの不在,又は存在によってそれぞれ金属化の過程で合成的に識別される。B-F引き抜きの促進でのピリジンと^ClPhN4配位子の相乗的役割は,単純なテトラキス-ピリジンモノマー錯体[Co(py)₄(MeCN)₂](BF₄)₂(4)(B-Fの引き抜きがない)の単離と結晶化,及びその後の(4)への^ClPhN4配位子の付加が,2量体のジ架橋錯体2をもたらすことによって明確にされた。金属化の過程でのピリジンの脱離は,モノ架橋2量体1の形成をもたらした。立体的にかさ高いクロロフェニル置換基は,非置換N4配位子の金属化が非フルオリド架橋2量体,[Co(pnN₄)₃](BF₄)₄(3)をもたらすので,B-Fの引き抜きの義務を負う。磁性研究で,錯体1(μ_eff=6.24μ_B,298K)と2(μ_eff=7.70μ_B,298K)は共に,反強磁性(AFM)結合を示すが,程度が異なる。温度依存性磁気感受率測定(SQUID,2→300K)は,1でのモノフルオリド架橋の直線性が,非常に強いAFM結合(J=-14.9cm^-1)をもたらすことを明らかにする。対照的に,一層鋭角のCo₂F₂ダイアモンドコア[∠Co-F-Co=98.8(2)°,99.1(2)°]は,より小さな程度のAFM結合をもたらす(J=-2.97cm^-1)。これらの結果は,コバルト(II)化学でのBF₄対イオンの「non-innocent性」を示唆し,2量体1と2が,AFM結合の程度の決定で架橋性フルオリドイオンの幾何学の効果を支持する。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

, , , , , , , , , , , , , , ,

コバルトとニッケルの錯体 , 鉄族元素の錯体の結晶構造

, , , ,

, , , , , ,

前のページに戻る