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J-GLOBAL ID:201602254397115964   整理番号:16A0685907

ロッテルダム,オスロ,ヘルシンキの近隣スケールでの都市域エアロゾル過程のモデリングと測定

Modeling and measurements of urban aerosol processes on the neighborhood scale in Rotterdam, Oslo and Helsinki
著者 (8件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 4817-4835 (WEB ONLY)  発行年: 2016年04月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,3つの主要なヨーロッパの都市における粒子数(PN)濃度に対するエアロゾル過程の影響を,時間スケール,すなわち,都市と近隣スケールで評価した。ヘルシンキ,オスロ,ロッテルダム市における過去のキャンペーンからの粒度分布の選択した測定データを用いた。路側と都市大気拡散の簡易処理を組合せたエアロゾル動的モデルMAFORを用いて,エアロゾル変化過程を評価した。粒子個数粒度分布のモデル予測と測定データと比較し,様々なモデル入力変数の影響について感度解析を行った。また,より複雑なエアロゾル過程の計算に基づくエアロゾル過程についての簡易なパラメタリゼーションを示した。この簡易モデルは,Gaussian及びEulerian都市拡散モデルのいずれにも,容易に組込めた。本研究で考慮したエアロゾル過程は,(i)粒子の凝固,(ii)有機蒸気の凝縮と蒸発,(iii)乾性沈降であった。気相化合物の化学変化は考慮しなかった。計算の出発点として路側での濃度と粒度分布を選ぶことにより,排気ガスからの気相蒸気の核形成がポスト排気管排出と見なせ,過程解析において核形成を含む必要が無かった。粒子の乾性沈降と凝固は,粒子の発生と除去を支配する最重要なエアロゾル動的過程であることを特定した。測定された沈降速度の不確実性によるPN消失への乾性沈降の誤差は,-76~+64%の範囲であった。凝固によるナノ粒子の除去は,煤凝集塊のフラクタルな性質とvan der Waalsと粘着の相互作用を合わせた効果を考慮することで,大きく高まった。粒子数と粒度分布に対する自動車から排出される有機蒸気の凝縮と蒸発の効果を調べた。非効率な分散条件下で,モデルは,凝縮成長が,路側から近隣スケールでのPN発生に寄与することを予測した。エアロゾル過程の簡易パラメタリゼーションは,完全規模分解能のMAFORモデルにより予測されるものの10%以内で,路側と都市バックグラウンドの間での粒子個数濃度変化を予測した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  雲と降水の微物理  ,  粒状物調査測定 

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