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J-GLOBAL ID：201602254615144116   整理番号：16A0477640

超音波による音響と計測~その進化と応用を探る~地殻構造探査システム(MCS)のエアガン音源の海中伝搬=高出力エアガン音源は遊泳する海棲ほ乳動物に影響を与えるか=

著者 (3件)： 土屋利雄 (東京海洋大) ,  後藤慎平 (東京海洋大) ,  平井由季乃 (東京海洋大)
資料名： 超音波Techno  (超音波テクノ)
巻： 28  号： 3  ページ： 54-59  発行年： 2016年06月01日 
JST資料番号： L2344A  ISSN： 0916-2410  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大出力の低周波音源でパルスを発信し,海底下の地殻を通過・反射して戻ってきた信号を船で曳航する長大なハイドロフォンアレーで受波し,その信号から海底下の大深度構造を調べる地殻構造探査システム(MCS)について概説した。MCSでは,一般的に音源として低周波で高出力なエアガン音源を備えているが,エアガンが遊泳する海棲ほ乳動物の生態に影響を与えるという懸念が示されている。本研究では,高域探査船「かいめい」のエアガン送波レベルを基に新しい指針作成のための資料を得るために代表的な海域において音線理論や波動理論によるシミュレーションを行い,監視範囲の音場の把握を試みた。更に,その監視範囲の外でも海面付近を遊泳する海棲ほ乳動物に影響を与える可能性を考慮し,長距離(300km)における音波伝搬分布や受波パルスの状況などを調べた。その結果,各海域では,伝搬減衰は,略球面拡散であることから遊泳する鯨などに与える影響は少ないと推測された。

シソーラス用語： *超音波 ,  *音響 ,  *計測 ,  *地殻構造 ,  振動装置 ,  音源 ,  水中伝搬 ,  海洋動物 ,  海底 ,  *調査船 ,  シミュレーション ,  *音波伝搬 ,  指針 ,  波動 ,  管理区域 ,  *環境影響 ,  監視区域 ,  高出力 ,  大深度 ,  長距離 ,  *海洋哺乳類
準シソーラス用語： *エアガン震源 ,  *海棲哺乳類

分類 (2件)： 音響の励起・発生  (BB03020V) ,  地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (16件)： 超音波 ,  音響 ,  計測 ,  進化 ,  応用 ,  地殻構造 ,  探査 ,  MCS ,  エアガン ,  音源 ,  海中 ,  伝搬 ,  高出力 ,  遊泳 ,  海 ,  ほ乳動物