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J-GLOBAL ID：201602254660715316   整理番号：16A0781092

生態学分野における状態空間モデルの利用 状態空間モデルによる昆虫個体数変動の解析における諸問題

Applying state-space models to the dynamics of insect populations

著者 (1件)： 山村光司 (農業環境技術研)
資料名： 日本生態学会誌  (Japanese Journal of Ecology)
巻： 66  号： 2  ページ： 339-350  発行年： 2016年07月30日 
JST資料番号： G0845B  ISSN： 0021-5007  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 状態空間モデルの枠組みでは,モデル内の変数を「観測される変数」と「観測されない変数」の2種類に明示的に分けてモデル化が進められる。この枠組みによって観測値に付随する観測誤差を適切に処理することが可能となり,モデル内のパラメーターを偏りなく推定することが可能になる。さらに,状態空間モデルの枠組みは,観測値の動態を,その「主流部分」と「派生部分」に分ける効果も持っている。本稿では,2種類の水田害虫(ニカメイガとツマグロヨコバイ)の50年間の年変動解析を例として,状態空間モデルの枠組みを用いる効果と,その適用の際に生じる諸問題(トレンド除去および初期値問題,モデル評価など)について議論する。(著者抄録)

シソーラス用語： *生態学 ,  *空間構成 ,  *数学モデル ,  個体群 ,  分散分析 ,  変数 ,  誤差 ,  ニカメイガ ,  ツマグロヨコバイ属 ,  *状態空間モデル ,  個体数 ,  動物生態学 ,  昆虫綱 ,  ガ ,  メイガ科 ,  無脊椎動物 ,  節足動物
準シソーラス用語： 昆虫類 ,  状態空間

分類 (2件)： 生態学一般  (EE01010I) ,  個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (26件)：

• Andrewartha HG, Birch LC (1954) The Distribution and Abundance of Animals. The University of Chicago Press, Chicago
• Bayes T (1763) An essay towards solving a problem in the doctrine of chances. Philosophical Transactions, 53:370-418
• Bellows TS, Jr (1981) The descriptive properties of some models for density dependence. Journal of Animal Ecology, 50:139-156
• Beverton RJH, Holt SJ (1957) On the Dynamics of Exploited Fish Populations. Chapman & Hall, London
• Commandeur JJF, Koopman SJ, Ooms M (2011) Statistical software for state space methods. Journal of Statistical Software, 41:1-18

タイトルに関連する用語 (6件)： 生態 ,  状態空間モデル ,  昆虫 ,  個体数 ,  解析 ,  問題