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J-GLOBAL ID:201602255805334256   整理番号:16A0831624

ルテイン,天然カロチノイドは真菌植物病原体の細胞壁上にα-1,3-グルカン蓄積を誘導する

Lutein, a Natural Carotenoid, Induces α-1,3-Glucan Accumulation on the Cell Wall Surface of Fungal Plant Pathogens
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資料名:
巻: 21  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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α-1,3-グルカン(真菌細胞壁成分)は,大部分の植物では難溶性多糖類である。以前の研究結果は,様々な真菌植物病原体が植物免疫を回避するためにα-1,3-グルカンで細胞壁を被覆することを示した。α-1,3-グルカンの表面蓄積は感染特異的であることから,植物因子が菌類での産生を誘発する可能性が示唆された。真菌細胞壁の免疫蛍光観察から,ニンジン抽出物は,様々な双子葉植物に炭疽病を引き起こすColletotrichum fioriniae,多食性菌類病原体の生殖細胞にα-1,3-グルカンの蓄積を誘導することが明らかになった。ニンジン葉抽出物のバイオアッセイ指針画分によって,菌類にα-1,3-グルカン蓄積を誘発する2つの活性成分:ルテイン(植物で広く分布するカロチノイド)及びスチグマステロール(植物に特有の膜成分)の同定に成功した。また,C.fioriniaeに大きな影響を与えるルテインは,他のColletotrichum種及び系統学的に遠いイネ病原体Cochliobolus miyabeanusにもα-1,3-グルカン蓄積を誘導したが,Colletotrichumと同じ系統発生亜綱に属するイネ病原体Magnaporthe oryzaeでは蓄積誘導がなかった。これらの結果は,真菌性植物病原体は,これらの病原体が感染の間に敵対する特異的な植物由来化合物に応じて細胞壁成分を認識することを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
菌類による植物病害  ,  微生物感染の生理と病原性 

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