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J-GLOBAL ID：201602256569251257   整理番号：16A1260768

生体材料としてのSi₃N₄および水潤滑下におけるその摩擦特性評価

Si₃N₄ as a biomaterial and its tribo-characterization under water lubrication

著者 (1件)： OEzmen Yilmaz (Pamukkale University, Biomedical Engineering Dept., 20070, Denizli, Turkey)
資料名： Lubrication Science  (Lubrication Science)
巻： 28  号： 4  ページ： 243-254  発行年： 2016年06月 
JST資料番号： D0612D  ISSN： 0954-0075  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 股関節インプラント摩耗は,股関節インプラント故障の主要な原因として認識され,実験的および臨床的の両面から広く研究されてきた。その結果,この摩耗は,アブレシブ,凝着,疲れおよび腐食摩耗の共存であることが明らかにされている。多くの臨床的生体データ,および出版された文献からの材料摩耗速度データを,非酸化物セラミックインプラントのために提示した。いくつかの研究により,水中の自己交配する窒化ケイ素の摩擦係数は,初期の高い値から,一定のランイン期間後に約0.002に低減することを明らかにした。摩耗表面は極度に滑らかになるため,低摩擦は,界面の薄い水膜による流体潤滑の開始に帰せられる。混合潤滑,すなわち,水および摩耗面のコロイド状シリカの存在に基づく境界潤滑による,流体潤滑の可能性も提案した。本研究では,水潤滑下のシリコン窒化物のランイン期間の持続時間に対する,負荷,速度および表面粗さの影響について研究した。その結果,接触応力を低減するために十分な大きさの摩耗痕が,展開される場合には,低摩擦係数は,ランイン期間にしたがって得られることを確認した。摩擦係数がかなり高いランイン期間は,より滑らかな表面,より高い負荷および速度に対して,より短くなる。高摩擦スパイクと関連づけられるように見えるストライエーションは,表面膜破壊の結果として形成され得る。結果が,流体潤滑あるいは混合潤滑の提案した機構と一致していても,低摩擦挙動もまた,水素終端酸化膜で被覆された,二つの硬くて弾性変形した面の間の,基本的な相互作用に関連する可能性があることを提案した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *窒化ケイ素 ,  *潤滑 ,  *医用素材 ,  摩擦 ,  摩耗 ,  キャラクタリゼーション ,  股関節 ,  人工移植物 ,  摩擦係数 ,  流体潤滑 ,  窒素
準シソーラス用語： インプラント ,  *水潤滑 ,  *生体材料 ,  特性評価

著者キーワード (6件)： silicon nitride ,  water lubrication ,  biomaterial ,  total joint replacements ,  friction ,  wear

分類 (3件)： 医用素材  (GA05040H) ,  潤滑一般  (QB02010S) ,  窒素とその化合物  (YB02050S)

タイトルに関連する用語 (5件)： 生体材料 ,  Si3N4 ,  水潤滑 ,  摩擦特性 ,  評価