文献

J-GLOBAL ID：201602256989118106   整理番号：16A0566629

沖縄県におけるマンゴー軸腐病の発生と果梗部熱処理法による防除

著者 (1件)： 澤岻哲也 (沖縄県農業研究セ 名護支所)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 70  号： 7  ページ： 461-466,423(2)  発行年： 2016年07月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沖縄県の主産物であるマンゴーでは軸腐病が深刻である。本研究では本病の発病と,物理的防除法について検討した。本病原菌は圃場では果実の果梗部に潜伏感染し,収穫時には外観上健全であるが完熟期に腐敗が進行する。同県での分離菌はLasiodiplodia theobromaeと同定した。マンゴーに病原菌を接種すると未熟果では接種の2日後でも浅部で分離され,成熟果では深部からも分離された。成熟果果梗部の切断面に病原菌を接種して24時間後までに菌叢を除去し,果梗部をハンダゴテで熱処理した。対照区の発病率は50~67%,発病度は47~64であり,熱処理区では特に接種の3時間後には6.7%と5.6であった。本病の多発果樹園で熱処理試験を行ない,同様の高成績を得た。

シソーラス用語： *マンゴー ,  *植物病害 ,  *病害防除 ,  沖縄県 ,  圃場試験 ,  屋内試験 ,  果実【器官】 ,  潜伏感染 ,  糸状菌類 ,  腐敗 ,  経時変化 ,  植物病原菌 ,  熱処理 ,  果樹園 ,  防除 ,  茎 ,  罹患率 ,  度 ,  分生子果不完全菌類 ,  発病 ,  加熱殺菌
準シソーラス用語： Lasiodiplodia theobromae ,  果梗 ,  軸腐病 ,  発病度 ,  発病率 ,  物理的防除

分類 (3件)： 果樹  (FC03042G) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  物理的防除一般  (FC05041D)

引用文献 (23件)：

• ABBAS, S. Q. et al. (2010) : Pakistan I. Pak. J. Bot. 42 : 583~592.
• ABDOLLAHZADEH, J. et al. (2010) : Persoonia 25 : 1~10.
• ALVES, A. et al. (2008) : Fungal. Divers. 28 : 1~13.
• BEGOUDE, B. A. D. et al. (2010) : Mycol. Prog. 9 : 101~123.
• BURGESS, T. I. et al. (2006) : Mycologia 98 : 423~435.

タイトルに関連する用語 (6件)： 沖縄 ,  マンゴー ,  軸腐病 ,  果梗 ,  熱処理法 ,  防除