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J-GLOBAL ID:201602258146381727   整理番号:16A0561177

脱炭酸的トリフルオロメチル化試薬[Cu(O2CCF3)(Phen)]及びジフルオロカルベン前駆体[Cu(Phen)2][O2CCF2Cl]

Decarboxylative Trifluoromethylating Reagent [Cu(O2CCF3)(phen)] and Difluorocarbene Precursor [Cu(phen)2][O2CCF2Cl]
著者 (4件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 2075-2084  発行年: 2016年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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経済的な新規脱炭酸的トリフルオロメチル化試薬[Cu(Phen)(O2CCF3)](1;phen=1,10-フェナントロリン),及び効率的ジフルオロカルベン前駆体[Cu(Phen)2][O2CCF2Cl](2)について本論文は記述する。tert-ブトキシ銅のphenによる処理と,それに続くトリフルオロ酢酸もしくはクロロジフルオロ酢酸の付加は,それぞれ空気に安定な錯体1もしくは2をもたらした。これ等をX線結晶構造解析でキャラクタリゼーションした。1における銅(I)イオンは,二座phen配位子,単座トリフルオロ酢酸基並びにCH3CN分子により,歪んだ四面体幾何構造配位に配位されている。2の分子構造は,[Cu(phen)2]+カチオン並びにクロロジフルオロ酢酸アニオンから構成されるイオン型を採っている。錯体1は多様なアリール-及び複素アリールハライド類と反応し,良好な収率でトリフルオロメチル(複素)アレーン類を形成した。これに対応するHammettプロットは,直線的相関と反応パラメータ(ρ)=+0.56±0.02を示した。このことはトリフルオロメチル化反応が,求核性反応種を経て進行することを示した。錯体2はフェノール類と反応し,中等度~優秀な収率でアリールジフルオロメチルエーテル類を産生する。反応機構研究は,初期の銅の媒介によるジフルオロカルベンの形成と,それに続くジフルオロカルベンのフェノールへの協奏的付加により3中心型遷移状態を形成して,ジフルオロメチル化反応が進行することを明らかにした。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
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第11族,第12族元素の錯体  ,  脂肪族ハロゲン化合物  ,  ピリジンのその他の縮合誘導体  ,  芳香族単環エーテル  ,  脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸 
物質索引 (14件):
物質索引
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