文献
J-GLOBAL ID:201602258654550565   整理番号:16A1201339

バラ切花におけるスクロース処理による,花弁細胞の肥大及び細胞内糖濃度の増加

Sucrose treatment enlarges petal cell size and increases vacuolar sugar concentrations in cut rose flowers
著者 (5件):
資料名:
巻: 116  ページ: 59-65  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: W1912A  ISSN: 0925-5214  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
バラ切花では,スクロース処理を行うと開花に関連した花弁の生育が促進される。本研究では,バラ‘Sonia’切花の花弁の細胞の大きさ,細胞内可溶性炭水化物濃度に対するスクロース処理の影響について検討した。その結果,スクロース処理した花の花弁は,無処理の場合と異なって,外側に著しく反り返った。無処理の花の花弁の生鮮重,面積,表側の表皮細胞の大きさも,時間とともに増加したが,スクロース処理をした場合はこの増加が促進され,スクロースが花弁細胞の肥大を促進することが示された。花弁からは,グルコース,フルクトース,スクロース,メチルグルコシド,及びキシロースが検出された。無処理の花の花弁では,フルクトースを除いたこれらの炭水化物の濃度が低下したが,スクローズ処理をするとグルコース及びフルクトースの濃度が著しく上昇した。透過型顕微鏡観察によって細胞の大きさを調べた結果,スクロース処理によって,花弁の細胞壁及び液胞の容積が大きくなることが示された。また,スクロース処理をすると,液胞内のグルコースとフルクトースの濃度,及びアポプラスト中のグルコース,フルクトース,キシロースの濃度が高まった。以上のような結果から,スクロース処理をすると液胞中のグルコースとフルクトースの濃度が上昇し,これによってシンプラストの浸透圧が低下して水の吸収が起こり,細胞が肥大して開花が促進されると考察された。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (5件):
分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
花き・花木  ,  植物生理学一般  ,  植物の生化学 
物質索引 (4件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る