抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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機械振動低減のために各種ダンピング技術が用いられ,オイル,磁性流体などを用いた各種粒体系ダンパや,粘弾性体,制振合金のようなダンピング材料などが使用されている。本稿では,振動エネルギー流れの考え方を説明するとともに,その考えを動吸振器,インパクトダンパにどのように適用するかについて説明した。まず,減衰によるエネルギー消散と振動エネルギーについて解説した後,振動を低減するためには,外力による仕事を減衰要素にいかに多く流すかが重要であり,減衰要素として「動吸振器およびインパクトダンパ」を取り上げ,それらによる振動低減について説明した。そして,設計初期や開発途中で求められる「減衰構造をどのようにするか」といった基本的な概念を構築するときに,振動エネルギー流れの考え方は有用であると述べた。