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J-GLOBAL ID:201602261061807647   整理番号:16A1186472

栄養性非アルコール性脂肪性肝炎のミニブタモデル

A nutritional nonalcoholic steatohepatitis minipig model
著者 (6件):
資料名:
巻: 28  ページ: 51-60  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景と目的 本研究の目的は西洋式食事が非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と関連するか及びNASH,オートファジーと小胞体ストレス(ER)との関連を明らかにすることであった。方法 4か月齢のLee-Sungミニブタを5か月の実験期間,無作為に対照飼料(C)及び西洋式飼料(W)の2群に振り分けた。結果 西洋式飼料の給与は,脂肪が多く,赤身が少なく,肝臓重量の高い身体組成を産出した。C群のブタと比較してW群のブタは,血漿インスリン及び遊離脂肪酸のレベルの上昇も示した。W群のブタはグルコース不耐性,循環抗酸化能の低下及び肝臓酸化ストレスの増加を示した。さらにW飼料を給与したブタは肝臓のコラーゲン蓄積が増加し。全身の炎症[腫瘍壊死因子α及びインターロイキン(IL)-6]が上昇した。C群のブタと比較してW群のブタは,GRP94,CHOP及びカスパーゼ-12の肝臓ERストレス関連蛋白質発現が高かった。W群のブタはまた,p62及びLC3IIの肝臓オートファジー関連蛋白質発現も高かった。肥満抗体アレイ解析において,W群のブタは2型糖尿病(インシュリン様成長因子1,オステオプロテグリン及びレジスチン),アテローム性動脈硬化症(血管内皮成長因子,血小板由来成長因子-AA及びプラスミノーゲン活性化因子阻害剤1)及び炎症(IL-1,マクロファージ刺激蛋白質α,X連鎖性外胚葉異形成受容体及び血清アミロイドA(SAA))に関連する蛋白質発現が高かった。さらにW群のブタは血漿SAA濃度がC群のブタより高く,血漿SAAレベルはIL-6と強く関連した。結論 著者らはNASHブタモデルの確立に成功し,著者らの知見はNASHとERストレス及びオートファジーの関連を示唆した。SAAは非アルコール性脂肪性肝炎ブタの新規血漿バイオマーカーとしての可能性がある。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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食品一般  ,  消化器の基礎医学  ,  細胞生理一般 
タイトルに関連する用語 (2件):
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