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J-GLOBAL ID：201602261769838677   整理番号：16A1033050

Eu³⁺ドープLiYb(MoO₄)₂の協調発光,協調エネルギー遷移Eu³⁺発光,および近赤外Yb³⁺発光の関連性

Correlation among the cooperative luminescence, cooperative energy transferred Eu³⁺-emission, and near-infrared Yb³⁺ emission of Eu³⁺-doped LiYb(MoO₄)₂

著者 (3件)： Qiao Xuebin (Jiangsu Key Laboratory of Advanced Laser Materials and Devices, School of Physics and Electronic Engineering, Jiangsu Normal University, Xuzhou 221116, PR China) ,  Tsuboi Taiju (Kyoto Sangyo University, Kamigamo, Kyoto 603-8555, Japan) ,  Seo Hyo Jin (Department of Physics and Center for Marine-Integrated Biomedical Technology, Pukyong National University, Busan 608-737, Republic of Korea)
資料名： Journal of Alloys and Compounds  (Journal of Alloys and Compounds)
巻： 687  ページ： 179-187  発行年： 2016年12月05日 
JST資料番号： D0083A  ISSN： 0925-8388  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： x=0.0からx=1.00のEu³⁺濃度範囲のLiYb_1-xEu_x(MoO₄)₂の光学的性質(ダウンコンバージョンおよびアップコンバージョンスペクトル,発光減衰)を調べた。266nm励起下のダウンコンバージョンスペクトルにおいて,Yb³⁺の²F_5/2発光強度は,Eu³⁺濃度xが0.01から0.8に増加すると増加し,xが0.8から1.00に増加すると低下した。これは,Eu³⁺とYb³⁺の交差緩和(CR)により説明できた。975nm励起下のアップコンバージョンスペクトルにおいて,アップコンバージョン赤色Eu³⁺およびYb³⁺発光と共に,Yb対による協調発光(CL)が観察された。xが0から0.05に増加すると,CL強度はx=0.4まで急激に低下し,x>0.4で消失した。266nm励起の場合と異なり,Yb³⁺発光強度はxが0から0.10に増加すると急激に低下したが,>0.4では消失しなかった。アップコンバージョン赤色Eu³⁺発光強度はx=0.5までは増加し,x=1.0でゼロに低下した。これらのCL,Yb³⁺,およびアップコンバージョンEu³⁺発光の濃度依存性は,Eu³⁺とYb³⁺のCRおよびYb対の放射遷移と励起Yb対からEu³⁺イオンへのエネルギー移動の強豪によって理解できた。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 蛍光体 ,  *モリブデン酸塩 ,  リチウム化合物 ,  イッテルビウム化合物 ,  ドーピング ,  ユウロピウム ,  *光学的性質 ,  *光ルミネセンス ,  蛍光減衰 ,  励起スペクトル ,  エネルギー移動 ,  放射強度 ,  *濃度依存性 ,  交差緩和 ,  エネルギー準位 ,  色空間 ,  発光強度 ,  減衰曲線
準シソーラス用語： ダウンコンバージョンルミネセンス ,  アップコンバージョンルミネセンス ,  CIELAB色空間

著者キーワード (6件)： Cooperative luminescence ,  Energy transfer ,  Cross-relaxation ,  Eu³⁺ ,  Yb³⁺ ,  Phosphors

分類 (2件)： 発光素子  (NC03082G) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

タイトルに関連する用語 (5件)： ドープ ,  協調 ,  エネルギー遷移 ,  近赤外 ,  関連性