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J-GLOBAL ID:201602262039135235   整理番号:16A1351376

福岡県朝倉市北部のテンの食性-シカの増加に着目した長期分析-

A long-term study of the food habits of the Japanese marten in northern Kyushu, Japan, with reference to the increased population of sika deer
著者 (3件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 203-217  発行年: 2016年11月30日 
JST資料番号: L4819A  ISSN: 1342-4327  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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過去10年でシカ(ニホンジカ)が増加した北九州において,シカによる植生変化が直接・間接にテンの食性に及ぼす影響を示すために,福岡県南部の籾岳において2004年から2014年までの11年間に採集した7,091個のテンの糞を分析した。シカが増加した11年間にテン糞中のシカの毛の出現頻度は上昇する一方,キイチゴ類や一部の昆虫の出現頻度は低下した。出現頻度は果実が75.6%と最も高く,次いで昆虫類が27.5%,哺乳類が12.4%で,そのほかの8食物群は5%未満であった。果実は5,6月に約60%,9月以降は90%以上と非常に高頻度であった。昆虫類は7月に90%,9月まで40~50%で,それ以外は20%程度であった。哺乳類の出現頻度は春に約40%で,その後減少した。出現頻度が高かった(>5%)果実はサルナシ,ムベ,クスノキ,キイチゴ属,サクラ属,ムクノキ,ピサカキであった。これらには,サルナシやムベのように果実が大きく,色が地味で,匂いの強い哺乳類散布タイプのほか,キイチゴ類,ヒサカキなどのように果実が小さく,色彩の豊かな鳥類散布タイプもあった。これらの多くは林縁に生育する植物であった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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個生態学 
引用文献 (67件):
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