抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
複動成形は複数の金型が独立して駆動することによって成形を行う加工法であり,鍛造品の高精度化,複雑形状品の成形が可能である。本稿は,閉塞鍛造によるスパイダーの成形と補助張力を利用した中空シャフトの成形について紹介した。閉塞鍛造は,上型と下型を締め付けてつくった空間にパンチで材料を押出す鍛造法であると概説し,複動プレスを使わずに汎用の機械プレスでも閉塞鍛造を可能としたダイセットが開発されたと述べ,このダイセットを紹介した。また,量産されている多くのスパイダーは金型分割面へのバリの発生が避けられないと共に,真円度が低下し,鍛造後に機械加工が必要であったが,この機械加工の省略によるコスト削減を目的に縦分割型閉寒鍛造が開発されたと述べ,その内容を紹介した。また,加工が困難な,冷間鍛造で中空部品の深穴を成形する技術について,近年の成形事例を紹介した。