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J-GLOBAL ID：201602262534153083   整理番号：16A0463753

糖尿病はアルツハイマー病病理を誘導する: 動物モデルからの組織病理学的証拠

Diabetes Mellitus Induces Alzheimer’s Disease Pathology: Histopathological Evidence from Animal Models

著者 (1件)： KIMURA Nobuyuki (National Center for Geriatrics and Gerontology (NCGG), Aichi, JPN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 17  号： 4  ページ： WEB ONLY  発行年： 2016年04月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アルツハイマー病(AD)は痴呆の主要原因となる疾患で,脳における神経原線維濃縮体(NFT)および老人斑(SP)の蓄積によって病理学的に特徴付けられる。SPの主要成分であるβアミロイド蛋白質(Aβ)がAD発病の基礎をなす重要因子であることを遺伝学的研究は明らかにしているが,なぜ加齢がしばしばADを導くかについては明らかにされていない。興味深いことに,複数の疫学的および臨床研究は,II型糖尿病(DM)患者がAD増加に感受性であることを明らかにしている。加えて,発表文献の証拠はADおよびDMの基礎をなす神経病理に複数の関連性があることを示唆し,DMの実験的誘導がマウス動物モデルにおいてさえも認知障害を引き起こすという証拠がある。本ミニレビューはDMが動物モデルにおいてAD病理を誘導するという組織病理学的証拠について要約し,異常なインスリンシグナル伝達がAD病理誘導における鍵となる因子である可能性について議論する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *病態モデル ,  *2型糖尿病 ,  病因 ,  *Alzheimer病 ,  細胞情報伝達 ,  インスリン ,  病態生理 ,  ホルモン調節 ,  アミロイドβタンパク質 ,  凝集 ,  アミロイド斑 ,  合併症
準シソーラス用語： インスリンシグナル ,  蛋白質凝集

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J)

タイトルに関連する用語 (8件)： 糖尿病 ,  アルツハイマー病 ,  病理 ,  誘導 ,  動物 ,  モデル ,  組織病理学 ,  証拠