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J-GLOBAL ID：201602263671768159   整理番号：16A0593496

高密度SNP情報を用いた家畜育種への応用

著者 (1件)： 上本吉伸 (家畜改良セ)
資料名： 畜産技術  (Livestock Technology)
号： 734  ページ： 25-31  発行年： 2016年07月01日 
JST資料番号： Y0328A  ISSN： 0389-1348  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒトゲノムプロジェクトが完了して以降,家畜や家禽においても同様のプロジェクトが立ち上がり,ウシも全塩基配列が解明され,ゲノム解読の過程で,DNA配列の個体差(多型)が数多く存在することがわかった。塩基置換を伴う一塩基多型はSNPと呼ばれ,ゲノム全体にわたって頻繁に出現し,ウシゲノムでは,約2700万SNPがデータベースに登録されている。ほとんどのSNPは遺伝子とは無関係だが,中に,特定の遺伝子と強く連動するものが存在する可能性がある。極端に言えば,SNP部分を調べるだけで,遺伝能力の高低を推測できる可能性がある。ゲノミック選抜とは,この原理に基づき,数万個のSNPを調査してゲノム育種価を推測しようとする手法である。

シソーラス用語： *ウシ ,  プロジェクト ,  *一塩基多型 ,  ヌクレオチド配列 ,  個体差 ,  ゲノム ,  *家畜育種 ,  データベース ,  遺伝学 ,  育種価 ,  遺伝子多型 ,  遺伝情報 ,  分離育種
準シソーラス用語： DNAデータベース ,  ゲノミクス ,  ゲノムプロジェクト ,  ゲノム情報 ,  ゲノム選抜 ,  塩基配列

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  飼育動物の育種  (FD01020R)

引用文献 (4件)：

• Daetwyler HD et al. 2014. Nat. Genet. 46, 858-865.
• Grisart B et al. 2002. Genome Res. 12, 222-231.
• Henderson, CR. 1973. In: Proc. of the Anita. Breeding and Genet. Symp. in Honor of Dr. Jay L. Lush. pp10-41. ASAS and ADSA, Champaign, IL.
• Meuwissen THE et al. 2001. Genetics 157, 1819-1829.

タイトルに関連する用語 (3件)： SNP ,  家畜育種 ,  応用