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J-GLOBAL ID:201602263792876456   整理番号:16A1364230

ワタ(Gossypium spp.)における優性無分泌腺遺伝子Gle2の微細マッピングと候補遺伝子解析

Fine mapping and candidate gene analysis of the dominant glandless gene Gl 2 e in cotton (Gossypium spp.)
著者 (11件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 1347-1355  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: D0382B  ISSN: 0040-5752  CODEN: THAGA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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[キーメッセージ]優性無分泌腺遺伝子Gle2は,MYC転写因子をコードするひとつの候補遺伝子を含む15kb領域に微細マッピングされ,遺伝子の配列と発現レベルが解析された。[要約]ワタ種子製品は,油と蛋白質の優れた供給源である。しかし,この栄養源は,色素分泌腺における有毒なゴシポールによって,その利用が著しく制限されている。Gle2遺伝子は,色素分泌腺の形成を効果的に抑制できることが報告されている。本研究では,Gle2遺伝子の微細マッピングのために,分泌腺形質のみが異なる2対の準同質遺伝子系統(NIL)を用いて3つのF2集団を作出した。DNAマーカーは,最近開発されたワタのゲノム配列から同定された。Gle2遺伝子は,第12染色体上の2つのマーカーCS2とCS4との間の15kbのゲノム区間内に位置していた.そのゲノム区間において,Gle2の候補として同定された唯一の遺伝子は,475のアミノ酸を有するMYC転写因子をコードしている。意外なことに,発現解析の結果は,MYC遺伝子が分泌線をもつ系統で発現するが,無分泌腺の系統ではほとんど発現しないことを示していた。これらの結果から,MYC遺伝子は,色素分泌腺の器官形成経路において重大な正の調節因子として働き,この遺伝子の発現が低いと,色素分泌腺形成の下流経路は開始されないことが示唆された。本研究は,ワタで初めての色素分泌腺関連遺伝子の同定であり,無分泌腺形質,ワタのMYC蛋白質や低ゴシポールのワタ育種に関する今後の研究を促進するものである。Copyright 2016 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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繊維料作物  ,  分子遺伝学一般 
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