盛土荷重の下でのコラム改良体の曲げ破壊メカニズムに関する三次元FEM調査

SHRESTHA S.; CHAI J.-C.; BERGADO D.T.; HINO T.; KAMO Y.

文献

J-GLOBAL ID：201602265333469910 整理番号：16A0424774

盛土荷重の下でのコラム改良体の曲げ破壊メカニズムに関する三次元FEM調査

3D FEM investigation on bending failure mechanism of column inclusion under embankment load

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資料名：
巻： 17 号： 3 ページ： 157-166 発行年： 2015年12月
JST資料番号： L7417B ISSN： 1344-9656 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

盛土荷重の下での軟弱粘土層内のコラム改良体の曲げ破壊機構を三次元(3D)有限要素解析によって調査した。最初に,数値解法の有効性を,コラムの側方変位,沈下,および曲げモーメントに関して,シミュレーションと文献で報告された遠心模型実験の測定結果を比較することによって確認した。次に,コラムの盛土剛性の先端から中心に向けたコラム改良領域の大きさとコラムの長さが最大曲げモーメントに及ぼす影響を数値解析によって調査した。数値解析の結果は,改良された領域の大きさの増加はコラム上部(地面近くの)での曲げモーメントを減少させ,コラムの剛性の増加は最大曲げモーメントを増加させることを示した。また,最大曲げモーメントは,端部支持コラムの場合はコラムの端部で,浮いているコラムではコラムの上部で発生することを示した。さらに,数値解析の結果は,領域改良率28%,コラムの引張強度100kN/m²で盛土の下の全領域が端部支持コラムによって改良されるとき,コラムの曲げ破壊のほぼ2の安全係数で盛土荷重が適用可能で,これは軟弱堆積物の初期非排水剪断強度の約13倍であることを示した。(翻訳著者抄録)

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地盤改良,土質安定処理 , 土工計画,土工事

引用文献 (20件)：

Bergado, D.T., Chai, J.-C., Alfaro, M.C. and Balasubramaniam, A.S., 1994. Improvement techniques of soft ground in subsiding and lowland environment. Balkema, Rotterdam. p. 222.
Broms, B.B., 2004. Lime and lime/cement columns, Ground Improvement, edited by M.P. Moseley and K. Kirsch, Spon Press, Second edition. pp. 252-330.
Chai, J.-C., Liu, S.Y., Du, Y.J., 2002. Field properties and settlement calculation of soil-cement column improved soft subsoil-A case study. Lowland Technology International, 4 (2): 51-58.
Chai, J.-C., Miura, N., Kirekawa, T. and Hino, T., 2009. Settlement prediction for soft ground improved by columns. Proc. Institute of Civil Engineers, Ground Improvement, UK, 163 (2): 109-119.
Chai, J.-C. and Carter, J.P., 2011. Deformation analysis in soft ground improvement. Springer. p. 247.

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