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J-GLOBAL ID:201602265356133232   整理番号:16A0763844

リポ多糖類誘発急性肝毒性におけるリポソームカプセル化アスタキサンチンの肝保護効果の改善

Improved Hepatoprotective Effect of Liposome-Encapsulated Astaxanthin in Lipopolysaccharide-Induced Acute Hepatotoxicity
著者 (7件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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リポ多糖(LPS)誘発急性肝毒性は,酸化ストレスと有意に関連している。キサントフィルカロテノイドであるアスタキサンチン(AST)は,強力な抗酸化能で有名である。しかしながら,低い水溶性および低いバイオアベイラビリティの欠点は,その有用性を制限している。リポソームカプセル化は,疎水性化合物の生物学的利用能の改善のための効果的な代替的使用であると考えられている。著者らはリポソーム(LA)内にカプセル化されたASTが,遊離ASTのものと比較して安定性および輸送性が明らかに改善されていると仮説した。LA投与がLPS誘発急性肝毒性を効果的に防止できるかどうかを調べるために,雄性Sprague-Dawleyラット(n=6群)に,2,5または10mg/kg-日のリポソームカプセル化AST(LA-2,LA-5,およびLA-10)を7日間経口投与し,次いでLPSをチャレンジした(腹腔内,5mg/kg)。他の群ではなくLA-10投与群だけが,血清グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(GPT),グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT),血液尿素窒素(BUN),クレアチニン(CRE),肝臓マロンジアルデヒド(MDA)(GSH-Px),IL-6,および肝核NF-κBおよび誘導性一酸化窒素シンターゼ(iNOS)の有意な改善を示したことから,10mg/kg-日用量のLAが肝保護効果をもたらすことを示唆している。さらに,保護効果は陽性対照N-アセチルシステイン(NAC,200mg/kg-日)の保護効果よりも優れていた。組織病理学的に,NAC,遊離AST,LA-2およびLA-5の一部がLA-10で完全に消失して急性炎症状態が緩和された。これらの結果は,リポソームによって適切にカプセル化された後の疎水性ASTが,バイオアベイラビリティを改善し,肝毒性の治療において潜在的薬物送達系としても機能し得ることを示す。(翻訳著者抄録)
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消化器疾患の薬物療法 
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