都市ごみの好熱性嫌気的消化の始動

NAKAJIMA Subaru; SHIMIZU Naoto; ISHIWATA Hiroyuki; ITO Tadahiko

文献

J-GLOBAL ID：201602265466579848 整理番号：16A1366926

都市ごみの好熱性嫌気的消化の始動

The Start-up of Thermophilic Anaerobic Digestion of Municipal Solid Waste

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資料名：
巻： 95 号： 8 ページ： 645-647(J-STAGE) 発行年： 2016年
JST資料番号： F0217A ISSN： 0916-8753 CODEN： JJIECE 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

都市固体廃棄物(MSW)の嫌気的消化の始動運転を調べるために,研究室規模の半連続消化装置でMSWの好熱性嫌気的消化を6週間にわたって行った。供給原料は,模擬食品廃棄物と紙屑,ある場合は牛糞の混合物であった。有機物負荷速度(OLR)はバイオガス生産に1.14~4.00gVS/kg-スラッジ/dで調整された。好熱性嫌気的消化の初期段階では,pH値が8.2から始動から17日目に8.3に徐々に増えた。また,消化槽中の遊離アンモニア濃度は361.6から412.5ppmまで徐々に増えた。17日目には,遊離アンモニアの抑制が起こって,バイオガスの発生が止まった。ガス発生が17日目に止まった後に,pHと遊離アンモニア濃度は,紙と脱イオン水の追加によって適切なレベルに調整された。その結果,ガス発生は21日目に再開した。次に,消化槽に投入される窒素の総量を調整するために,消化槽中に供給した食品廃棄物の量を減少し,紙屑を増加した。その後,pH値は約7.8に落ち着いて,安定した消化が実験の終わりまで達成された。消化槽に投入された窒素量を調整することによって,遊離アンモニアの抑制が軽減できた。(翻訳著者抄録)

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ごみ処理 , 生物燃料及び廃棄物燃料

引用文献 (8件)：

1) Ministry of Economy, Trade and Industry, Agency for Natural Resources and Energy, http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/pdf/140411.pdf (Last access:2015.11.9)
2) Li, Y.-Y.; Sasaki, H.; Torii, H.; Okuno, Y.; Seki, K.; Kamigochi, I., Environmental Engineering Research, 36, 413-421 (1999)
3) Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries, Biomass Nippon Strategy, http://www.maff.go.jp/j/biomass/pdf/h18_senryaku.pdf (Last access: 2015. 11. 13)
4) Yao, Y., Energy, 74, 309-131 (2014)
5) Angelidaki, I.; Ahring, B. K., Applied Microbiology Biotechnology, 38(4), 560-564 (1993)

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