抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿では,包装副資材の製造販売メーカーである大昌の改善事例を紹介する。大昌では,段ボール等の生産において,多品種小ロット生産方式を進めてきた。現在,これを更に進めて,1枚・1個でも儲かる生産革命に取り組んでいる。製造部門は,段ボール加工ラインと,化成品加工ラインからなる。段ボール加工ラインでは,工程間の仕掛りを減らすことを試みた。そして,大きさの違うものの混流をやめ,サイクルタイムベースで生産するようにした。また,工程間の運搬に使う台車を一時的な倉庫として使うことで,仕掛品を大きく削減し,工場スペースも創出できた。化成品加工ラインは,品種が多岐に渡るため,複雑なレイアウトになっていた。まず,整理整頓からスタートし,問題の見える職場に変身させた。そして,作業域を集約し,一人屋台生産方式を可能にした。また,生産管理板の導入により,現場の管理レベルが格段に向上した。