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J-GLOBAL ID：201602269262062304   整理番号：16A0926782

持続可能な自然資本の利用を考える 自然資本会計の必要性と課題

著者 (1件)： 村井秀樹 (日本大 商)
資料名： グリーン・エージ  (Green Age)
巻： 43  号： 9  ページ： 4-8  発行年： 2016年09月15日 
JST資料番号： L0484A  ISSN： 0287-9654  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来からの企業会計における「資本概念」には含まれていなかった大気・水・土壌・森林など「自然資本」に注目が集まっている。自然資本の必要性や課題について経済学と会計学の視点から分析を試みた。自然資本の経済的評価,環境会計の捉え方について論じた。自然資本に対する評価方法は多様であり,貨幣的評価の承認された測定法がないこと,自然資本の利用による生態系サービスを測定するフロー情報と自然資本の物量的ストック情報を共にすることで自然資本会計が成立すると結論した。

シソーラス用語： *資本 ,  会計学 ,  経済学 ,  *企業会計 ,  方式 ,  サービス ,  *環境会計 ,  *自然資本 ,  生態系サービス ,  評価方法

分類 (2件)： 生態系  (EE01040P) ,  環境工学一般  (SA01010K)

引用文献 (11件)：

• これを端的に表明しているもの: L.R.Jones and John H.Baldwin, Corporate Environmental Policy and Government Regulation, JAI Press Inc, 1994, p.77.
• Joseph E. Stiglitz, ECONOMICS, W.W.Norton & Company, Inc. 1993, p.588、 藪下他訳 『スティグリッツ ミクロ経済学』 東洋経済新報社, 1995年, p.643
• Hardin, Garrett, "The Tragedy of the Commons", Shrader-Frechette, K.S., ed., Environmental Ethics, Boxwood Press, 1981, 2nd ed., 1981, ギャレット・ハーディン(桜井徹訳) K・S・シュレーダー=フレチェット編(京都生命倫理研究会訳) 『環境の倫理』下、 晃洋書房、 1993年、 論文Ⅰ
• Stiglitz, Ibid., pp.586-595、 藪下他訳 『前掲書』 642-655、 Roger W. Findley and Daniel A. Farber,Environmental Law(2nd ed.), West Publishing Co.,1988, pp.56-60、 稲田仁士訳 『アメリカ環境法』 木鐸社, 1995年1月, pp.51-54
• 環境の経済評価に関しては、 鷲田豊明 『環境評価入門』 勁草書房 2000年6月が詳しい

タイトルに関連する用語 (2件)： 自然資本 ,  会計