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J-GLOBAL ID:201602269523292875   整理番号:16A1068589

放射性セシウム分析用玄米粒認証標準物質の調製方法と保存方法の開発

著者 (6件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 169-180(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0780A  ISSN: 1884-4111  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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玄米粒を原料とし,食品を対象とした放射性セシウム(134Cs+137Cs)分析用認証標準物質の候補試料の調製方法と安定保存方法を検討した。標準物質として耐えうる均質性と安定性を確保するため,玄米粒をあらかじめU-8容器に密封したものを認証標準物質として頒布することにした。玄米の米袋は放射性セシウム濃度(134Cs+137Cs)80 Bq kg-1に近い濃度のものを選抜した。玄米は手作業で穏やかに混合し,81.00±0.02 gを満たす精度でU-8容器に直接はかり入れた。U-8容器の蓋と玄米粒の間に,内板とスペーサーを挿入して充填した後,全てのU-8容器充填試料に対してγ線照射による滅菌処理を行った。試料の放射性セシウム濃度分布から,調製した候補試料は標準物質として妥当な均質性を保有していることが確認された。さらに調製後の試料は,飽和塩化ナトリウム水溶液を利用した保存により,水分含量を維持した状態での保存が可能となった。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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単位,標準,標準器,定数  ,  線源一般 
引用文献 (22件):
  • 1) Hirose, K., Fukushima Dai-ichi nuclear power plant accident: Summary of regional deposition monitoring results, J. Environ. Radioact., 111, 13-17 (2012)
  • 2) 「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令の一部を改正する省令,乳及び乳製品の成分規格等に関する省令別表の二の(一)の(1)の規定に基づき厚生労働大臣が定める放射性物質を定める件及び食品,添加物等の規格基準の一部を改正する件について」:食安発0315第1号(http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/tuuchi_120316.pdf),平成24年3月15日厚生労働省食品安全部長通知,2015年7月1日
  • 3) 厚生労働省,検査計画,出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11135000-Shokuhinanzenbu-Kanshianzenka/0000041109_1.pdf),2015年7月1日
  • 4) 厚生労働省,食品中の放射性物質の対策と現状について(http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/20131025-1.pdf),2015年7月1日
  • 5) 山田崇裕,中村吉秀,放射能標準体積線源に用いるポリプロピレン製U-8型容器の検討,RADIOISOTOPES, 54, 105-110 (2005)
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