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J-GLOBAL ID:201602269614999501   整理番号:16A1220730

選択的クモ毒によって明らかになった,機械的疼痛におけるNav1.1チャネルの役割

Selective spider toxins reveal a role for the Nav1.1 channel in mechanical pain
著者 (24件):
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巻: 534  号: 7608  ページ: 494-499  発行年: 2016年06月23日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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電位依存性ナトリウム(Nav)チャネルは,疼痛経路の一次求心性神経繊維を含むほとんどのニューロンで活動電位を引き起こす。局所麻酔薬は全てのNavチャネルに対する非特異的作用を介して疼痛を遮断するが,選択的調節薬を新たに見つけることで,これらのチャネルの個々のサブタイプと,それらが化学的,機械的および熱的疼痛にどう関与しているかの解析が進むと考えられる。今回我々は,侵害受容や疼痛での役割が不明なNav1.1サブタイプを選択的に活性化するクモ毒(オオツチグモ科のHeteroscodra maculataの毒素)を2種類明らかにし,それらの特性を解析した。これらのプローブを使い,Nav1.1を発現する神経繊維がモダリティー特異的侵害受容器であることが明らかになった。すなわち,これらの神経繊維の活性化は,神経原性炎症を伴わずに強い疼痛行動を引き起こし,機械刺激に対する強い過敏性をもたらすが,熱刺激への過敏性はもたらさない。腸管でも,高閾値機械受容繊維がNav1.1を発現しており,過敏性腸症候群のマウスモデルでは毒素感受性の増強が見られた。総合すると,これらの知見から,機械的疼痛に関与する知覚神経繊維の興奮性の調節において,Nav1.1チャネルが予想外の役割を担っていることが明らかになる。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (4件):
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神経系一般  ,  生理活性ペプチド  ,  細胞膜の輸送  ,  神経の基礎医学 
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