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J-GLOBAL ID：201602269686985284   整理番号：16A0884573

人工知能学会共同企画-人工知能とは何か?人工知能のホットトピック 2 人工知能と倫理

著者 (1件)： 松尾豊 (東大)
資料名： 情報処理  (IPSJ Magazine)
巻： 57  号： 10  ページ： 985-987  発行年： 2016年09月15日 
JST資料番号： G0427A  ISSN： 0447-8053  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人工知能と倫理に関わる問題を,人工知能の持つリスク,人工知能に関わる人間のリスク,社会的インパクト,法律や社会のあり方に関する問題の4つに整理して検討した。人工知能と倫理に関する話題が国内外を賑わせている。日本の人工知能学会では2014年から倫理委員会を立ち上げ議論を開始した。海外では,Stanford大学のAI100やOpenAI等の団体が人工知能の倫理面について議論を進めている。本稿では,人工知能と倫理に関わる問題を,(1)間違った目的関数や不十分なモデルに基づく設計がもたらす問題など人工知能の持つリスク,(2)人工知能を使う人間や研究開発する人間など人工知能に関わる人間の倫理の問題,(3)失業,産業競争力,教育などの社会的インパクト,(4)法律や社会のあり方に関する問題,の4つに整理して順に議論した。

シソーラス用語： *人工知能 ,  *倫理 ,  リスク評価 ,  知的財産権 ,  研究開発
準シソーラス用語： *科学技術者倫理

分類 (1件)： 人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (6件)：

• 松尾 豊ほか:人工知能学会倫理委員会の取組み(アーティクル), 人工知能:人工知能学会誌, Vol.30, No.3, pp.358-364(2015).
• Kurzweil, R. : The Singularity is Near, Duckworth Overlook (2005).
• Walsh, T. : The Singularity May Never Be Near, Proc. IJCAI-2016 Ethics for Artificial Intelligence Workshop (2016).
• Amodei, D., et al. : Concrete Problems in Al Safety, arXiv : 1606.06565 (2016).
• Chui, M., Manyika, J. and Miremadi, M. : Where Machines could Replace Humans - And Where They Can't (Yet), McKinsey Quarterly (2016).

タイトルに関連する用語 (6件)： 人工知能 ,  学会 ,  共同 ,  企画 ,  トピック ,  倫理