文献

J-GLOBAL ID：201602269933328364   整理番号：16A1105883

Fe_1+yTe_0.6Se_0.4へのヨウ素アニールの効果

Effects of Iodine Annealing on Fe_1+yTe_0.6Se_0.4

著者 (5件)： CHEN Jingting (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SUN Yue (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YAMADA Tatsuhiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  PYON Sunseng (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TAMEGAI Tsuyoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 85  号： 10  ページ： 104714.1-104714.5  発行年： 2016年10月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fe_1+yTe_0.6Se_0.4にバルク超電導を誘発するヨウ素アニールの効果を試料へのヨウ素のモル比とアニール温度を変えて組織的に研究した。Tc~14.5Kと自己-場Jc(2K)~5×10⁵A/cm²でのバルク超電導を誘発する最適条件は5~7%のヨウ素モル比と400°Cのアニール温度であることが分かった。さらにヨウ素アニールの後,ヨウ素を含む化合物が結晶で見つからないそして,かなりの量のFeTe₂が生み出されるという事実は過剰な鉄がFeTe₂形式に消費され,そして,ヨウ素はこのプロセスの触媒として働くことを強く示唆する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 鉄化合物 ,  テルル化合物 ,  セリウム化合物 ,  *超伝導 ,  *ヨウ素 ,  モル比 ,  焼なまし ,  温度
準シソーラス用語： アニール

分類 (1件)： 金属系超伝導体の物性  (BM04022R)

引用文献 (31件)：

• Y. Kamihara, T. Watanabe, M. Hirano, and H. Hosono, J. Am. Chem. Soc. 130, 3296 (2008).
• M. Rotter, M. Tegel, and D. Johrendt, Phys. Rev. Lett. 101, 107006 (2008).
• X. Wang, Q. Liu, Y. Lv, W. Gao, L. Yang, F. Li, and C. Jin, Solid State Commun. 148, 538 (2008).
• F. Hsu, J. Luo, K. Yeh, T. Chen, T. Huang, P. Wu, Y. Lee, Y. Huang, Y. Chu, and D. Yan, Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 105, 14262 (2008).
• F. C. Hsu, J. Y. Luo, K. W. Yeh, T. K. Chen, T. W. Huang, P. M. Wu, Y. C. Lee, Y. L. Huang, Y. Y. Chu, D. C. Yan, and M. K. Wu, Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 105, 14262 (2008).

タイトルに関連する用語 (2件)： ヨウ素 ,  アニール