抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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既設水蓄熱槽をそのまま活用し,氷蓄熱槽へ転換する手法と,その運転実績について紹介した。対象建築「新梅田シティ梅田スカイビル」の建築・設備概要を示したのち,採用した同社開発のダイナミック式氷蓄熱システム「ザ・自由雪計」の構成機器,製氷システムのフローを示し,特長を述べた。過冷却熱交換器(プレート式)によって冷却された-2°Cの過冷却水は製氷装置内でシャーベット状の氷(氷濃度2.5wt%)に変化され,配管内を蓄熱槽まで圧送される。連続密閉配管内で過冷却水の生成と解除(製氷)を行うことで,生成氷を自由に搬送できるため,自由な機器配置が可能となる。導入システムを改修前後のシステムフロー,蓄熱槽平面図,氷蓄熱システム主要機器仕様表で示した。氷水配分特性として,氷水分配,分岐配管部の氷濃度,分岐管における氷濃度低下の対策,流量による氷濃度調整について,プラグ流対策など留意点を含め説明した。最後に氷蓄熱運転,放熱運転における運転データをグラフと共に説明した。