抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ピストンおよびピストンリングの摩擦力の測定法が,種々考えられているが,本報では,浮動ライナ法を取り上げ,ピストン摩擦力測定の意義,各種浮動ライナ装置の比較,およびそれら摩擦力測定活用例について紹介した。まず,ピストン摩擦力測定の意義として,耐摩耗性・耐焼付き性等の評価,潤滑状態の推定,摩擦損失の評価について述べた。次に,摩擦力測定装置として,ロードワッシャを使用した装置,三分力センサを使用した装置,について紹介した。測定の活用事例として,ピストン摩擦損失低減の例,境界潤滑特性に関して摩耗,焼付き,添加剤の評価の例を紹介した。これら試験により重要なデータが得られるが活用するためには,目的に応じた測定方式や試験条件の選択,正しい摩擦力波形の解釈が必要である。