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J-GLOBAL ID：201602271368093149   整理番号：16A1227311

指識別情報を用いたフレキシブル空中署名個人認証システムに関する研究

著者 (4件)： 畠中一成 (鹿児島大学大学院理工学研究科) ,  鹿嶋雅之 (鹿児島大学大学院理工学研究科) ,  佐藤公則 (鹿児島大学大学院理工学研究科) ,  渡邊睦 (鹿児島大学大学院理工学研究科)
資料名： 映像情報メディア学会誌(Web)  (Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (Web))
巻： 70  号： 6  ページ： J125-J132(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0261A  ISSN： 1881-6908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 情報化が進むに伴ってバイオメトリクス個人認証の重要性が注目されている.本研究では,生体的特徴の中でも行動的特徴(人の癖)を用いる個人認証システムを提案した.本研究では行動的特徴の中でも偽造が困難で紛失等の心配のない空中筆記動作に着目した.照明条件に頑健な距離センサ(Leap Motion)から取得した署名の座標情報,速度情報,筆記時間,指識別情報をそれぞれ比較するシステムである.本稿では,空中筆記時にフレキシブルに指を変え,空中署名認証を行うシステムの有効性の検証を行った.実際に署名取得環境を構築し,被験者50人に対し収集した署名を用いて評価実験を行った.本人認証実験と他人偽筆実験において,他人偽筆で画面フィードバック無しの場合,指識別情報を用いない場合はEER=3.72%,指識別情報を用いたフレキシブル署名の場合はEER=2.67%となり,フレキシブル空中署名個人認証の有効性を確認できた.(著者抄録)

シソーラス用語： *手指 ,  *記号 ,  *柔構造 ,  *文字認識 ,  *認証 ,  *認識 ,  センサ ,  実験 ,  *個人認証 ,  距離センサ ,  被験者実験
準シソーラス用語： *識別情報 ,  *空中文字識別 ,  *署名認証

著者キーワード (3件)： バイオメトリクス ,  空中署名 ,  オンライン署名認証

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (27件)：

• 1) A.K. Jain,A.A. Ross,and K. Nandakumar: “Introduction to Biometrics”, Springer (2011)
• 2) 瀬戸 洋一:“バイオメトリクス認証技術の最新動向”,日本信頼性学会誌,信頼性22(4),pp.288-299 (2000)
• 3) 平林 昌史,田辺 壮宏,松元 勉:“指紋照合装置は人工指を受け入れるか(その6)”,信学技報,ISEC2004-103,pp.151-154 (2003)
• 4) 吉村 ミツ,吉村 功:“筆者認識研究の現段階と今後の動向”,信学技報,PRMU96-48,pp.81-90 (1996)
• 5) 小南 嘉史,西村 広光,富川 武彦:“サイン情報と筆圧情報のHMMを用いたサイン認証”,神奈川工科大学研究報告.B,理工学編 30,pp.73-78 (2006)

タイトルに関連する用語 (5件)： 指 ,  識別情報 ,  署名 ,  個人認証 ,  研究