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J-GLOBAL ID:201602272812015872   整理番号:16A1345993

レトロウイルスDNA組込

Retroviral DNA Integration
著者 (4件):
資料名:
巻: 116  号: 20  ページ: 12730-12757  発行年: 2016年10月26日 
JST資料番号: B0256A  ISSN: 0009-2665  CODEN: CHREAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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レトロウイルス複製の重要な過程としてウイルスRNAゲノムのDNAコピーがホストクロマチンに組込まれる。本論文ではこの過程に対する重要な酵素であるレトロウイルス組込酵素(IN,インテグラーゼ)の構造ならびにウイルス複製におけるINの役割に関する最新の情報を提示した。最初に,INとレトロウイルスのライフサイクルについて簡単に解説後,レトロウイルスDNA組込の酵素によるステップについて要約した。次に,レトロウイルスINの構造を,1)ドメイン組織,2)プロトタイプフォーミーウイルス(PFV)インタソームの構造,3)PFVインタソームによる標的DNAのエンゲージメント,4)IN活性部位の力学,5)トリ肉腫-白血病ウイルス(ASLV)とマウス乳癌インタソーム構造,に分けて示した。続いて,レトロウイルスの組込は標的ゲノムに対してランダムではなく,レンチウイルスと水晶体エピテリウム誘導成長因子(LEDGF)とp75の間のネクサス,γ-レトロウイルスとBET蛋白質及びその他のレトロウイルス及びLTR(長い末端繰り返し)による組込サイト選別について論じた。引き続き,HIV-1 INを標的とする薬物開発の例を,1)HIV-1 IN鎖転移阻害剤,2)インテグラーゼ鎖転移阻害剤(INSTI)に対するウイルス耐性,3)HIV-1 INのための標的としてのHIV-1の新たなアロステリック阻害剤に分けて示した。また,治療手段としてのレトロウイルス組込の例を示し,最後に,レトロウイルス組込の今後の応用可能性について論じた。
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分類 (2件):
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微生物・ウイルス学研究法一般  ,  分子遺伝学一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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