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J-GLOBAL ID：201602273096492936   整理番号：16A0643897

画像解析による河川流速計測における撮影・標定技術の開発と適用性試験

著者 (4件)： 小林範之 (東京建設コンサルタント 環境モニタリング研) ,  渡邉明英 (東京建設コンサルタント 環境防災研) ,  野谷靖浩 (東京建設コンサルタント 環境モニタリング研) ,  藤田一郎 (神戸大 大学院工学研究科)
資料名： 応用測量論文集  (JAST)
巻： 27  ページ： 99-110  発行年： 2016年07月26日 
JST資料番号： L2779C  ISSN： 2185-1867  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 雨量,河川の水位・流量などの水文データは,河川管理における基本的な情報だが,その中の流量データ取得として,低水流量観測には,可搬式流速計を用いた流速計測法が,高水流量観測には,主に浮子法が用いられてきた。浮子法による観測については,観測精度上の課題が指摘され,様々な新技術も開発されているが,悪天候下の観測になるので,作業上の安全確保や,浮遊物の衝突による観測機器の破損などの厳しい条件に対応する必要がある。こうした課題に対応して,画像解析を応用した非接触流速計測技術として,LSPIVやSTIV等の手法が開発されたが,いずれも現地における標定作業が必要で,緊急時の観測や標定作業が困難な場合など,観測の制限があった。本稿は,測量分野の写真経緯儀の標定手法の応用で,撮影画像をオルソ画像に三次元射影変換するのに必要な標定パラメータを取得する手法について記した。これにより,現地に標識等を設置せずに観測が可能となり,画像解析による河川流速計測の適用性を拡張した。

シソーラス用語： 水文データ ,  管理 ,  降雨量 ,  水位 ,  流量 ,  *画像分析 ,  *計測 ,  *流速 ,  *河川 ,  データ収集 ,  観測 ,  低水位 ,  高水位 ,  *適応性 ,  *写真技術 ,  技術 ,  標定 ,  流速計 ,  可搬型 ,  方式 ,  河川管理 ,  河川流量 ,  *撮影技術
準シソーラス用語： 可搬式流速計 ,  河川水位 ,  河川流速 ,  *河川流速計測 ,  高水流量観測 ,  低水流量観測 ,  標定技術 ,  浮子法 ,  流速計測法 ,  流量データ取得

分類 (2件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (11件)：

• 深見和彦・天羽淳・大手方如・吉谷純一:流量観測に関する技術基準の課題と新しい技術開発への対応,土木技術資料45-2,pp.22-29,2003.
• 木下良作・中尾忠彦:ADCPによる河川流量の測定と河道水理機構の観測,土木学会誌,Vol.92,No.10,pp.68-71,2007.
• 藤田一郎・原浩気・萬矢敦啓:河川モニタリング動画を用いた非接触型流量計測法の精度検証と準リアルタイム計測システムの構築,水工学論文集,第55巻,s_1177-1182,2011.
• Fujita,I.,Watanabe,H. and Tsubaki,R: Development of a non-intrusive and efficient flow monitoring technique:The space time image velocimetry(STIV),International Journal of River Basin Management,Vol.5,No.2,pp.105-114,2007.
• 藤田一郎・椿涼太:小俯角のビデオ画像に対応した河川表面流計測手法の開発,河川技術論文集,7巻,pp.475-478,2001.

タイトルに関連する用語 (8件)： 画像解析 ,  河川流 ,  計測 ,  撮影 ,  標定 ,  開発 ,  適用性 ,  試験