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J-GLOBAL ID：201602273553834852   整理番号：16A1196566

高機能セラミックスと粉体技術の最新潮流をさぐる Topics10 圧粉体からの高イオン伝導性結晶配向セラミックスの作製

著者 (1件)： 福田功一郎 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： 工業材料  (Engineering Materials)
巻： 64  号： 12  ページ： 65-69  発行年： 2016年12月01日 
JST資料番号： F0172A  ISSN： 0452-2834  CODEN： KZAIA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高純度の粉体原料を焼き固めた焼結体をセラミックと言い,耐熱性や高温下でのイオン伝導性に優れている。イットリア安定化ジルコニアは作動温度が750°Cと高いが,次に開発されたランタンガレート系では600~700°Cである。作動温度を500°Cまで下げることができれば部材をステンレスで代用でき,安価になるし熱応力にも強くなる。そのためにはセラミックスの粒子配向による高機能化が必須であり,テンプレート粒成長法やホットフォージ法,磁場配向法があるが,一長一短である。異なる二種類の粉体を一軸加圧成形してペレットを作り,これらを重ね合わせて空気中で加熱すると高い配向性を持つ結晶配向セラミックスが出来た。c軸配向ケイ酸ランタンオキシアパタイト(LSO)多結晶体の製作を行い,垂直断面をEPMAで分析したところ,c軸配向化およびSi欠損による酸化物イオン伝導度の向上が確認された。BaO添加によるイオン伝導度のさらなる向上が得られることが分かった。この方法でさらなる改善が期待される。

シソーラス用語： 粉体工学 ,  圧粉体 ,  *イオン伝導 ,  *結晶方位 ,  焼結体 ,  酸化イットリウム ,  酸化ジルコニウム ,  固溶体 ,  酸化ガリウム ,  酸化ストロンチウム ,  酸化マグネシウム ,  酸化ランタン ,  熱間鍛造 ,  ペレット ,  加圧成形 ,  *機能性セラミック ,  磁場配向 ,  粒子配向 ,  LSGM【化合物】 ,  YSZ【セラミック】 ,  物
準シソーラス用語： Sr,Mg添加ランタンガレート ,  イットリア安定化ジルコニア

分類 (1件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

タイトルに関連する用語 (7件)： セラミックス ,  粉体技術 ,  潮流 ,  圧粉体 ,  イオン伝導 ,  結晶配向 ,  作製