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J-GLOBAL ID：201602273905492297   整理番号：16A0675460

高気圧マイクロ波放電法によるヨウ素捕集技術の研究

Study of Iodine Collection by Atmospheric Pressure Microwave Discharge Technique

著者 (3件)： 砂川武義 (福井工大) ,  HARVEL Glenn (オンタリオ工科大) ,  山本香帆 (福井工大)
資料名： 福井工業大学研究紀要(CD-ROM)  (Memoirs of Fukui University of Technology (CD-ROM))
号： 46  ページ： 160-168  発行年： 2016年06月30日 
JST資料番号： X0305B  ISSN： 1884-4456  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 核分裂生成物中の放射性同位体核種であるヨウ素の単離分析には複数工程が必要で,作業者の被爆等にも注意を要する。本研究では大気圧マイクロ波放電法により,Arプラズマを用いて微量のヨウ素化合物KIからヨウ素を単段階かつ安全に単離,捕集する手法を考案した。プラズマ生成反応容器内のArガス温度は入力マイクロ波電力の増大に依存して高まったが,Arプラズマ温度はほとんど依存しなかった。I₂は,マイクロ波電場中で電離,励起したArと気化したKIが衝突し,超励起状態を経てペニングイオン化および解離過程へと導かれ,再結合,ラジカル反応を経て生成すると予想された。湿式および乾式の捕集器でI₂を捕集し,捕集物質をクロロホルムおよび水を用いて抽出して紫外可視吸収分光法で分析した。乾式捕集器ではKI濃度が低いとI₂が捕捉されなかったが,捕集トラップ内の綿にKI水溶液を染みこませて乾燥した綿を挟む工夫を施すことで,四塩化炭素抽出によって低KI濃度の試料からもI₂を捕集できた。

シソーラス用語： *マイクロ波放電 ,  *ヨウ素 ,  *収集 ,  効率 ,  ヨウ化カリウム ,  *単離 ,  プラズマ生成 ,  アルゴン ,  プラズマ ,  放電 ,  プラズマ温度 ,  ヨウ素化合物 ,  Penningイオン化 ,  ラジカル反応 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  抽出 ,  安全性 ,  放射性廃棄物 ,  *ヨウ素同位体 ,  *放射性同位体 ,  原子炉放射性廃棄物 ,  大気圧放電 ,  *放射性ヨウ素 ,  脂肪族塩素化合物 ,  トリハロメタン
準シソーラス用語： 捕集効率

分類 (3件)： 気体放電  (BJ03020T) ,  核化学・放射化学一般  (CB10010V) ,  その他の分離法  (CC01060D)

物質索引 (2件)： クロロホルム ,  四塩化炭素

タイトルに関連する用語 (5件)： 高気圧 ,  マイクロ波放電 ,  ヨウ素 ,  捕集 ,  研究