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J-GLOBAL ID：201602274040280986   整理番号：16A0447605

大企業の事業所配置からみた日本の主要都市の拠点性と都市間結合強度の定量分析

Shifting Centrality and Connectivity of Major Cities in Japanese Urban System through Assigned Functions of Corporate Offices

著者 (1件)： 與倉豊 (東大 大学院総合文化研究科)
資料名： 地理科学  (Geographical Sciences)
巻： 71  号： 1  ページ： 19-32  発行年： 2016年04月28日 
JST資料番号： L2586A  ISSN： 0286-4886  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現代の企業は国内外に本社,支社,営業所,生産拠点,研究開発拠点などを複数有しており,それら企業内の複数事業所間に構築されているネットワークは,都市間関係・地域間関係の重要な構成要素の一つと考えられている。本研究では,製造業企業の複数事業所配置を分析対象とし,国家的スケールで都市間結合の強度を定量化した。そして,バブル景気前の安定成長期(1985年)と世界同時不況(2009年)との比較を行い,日本の都市システムを動態的に把握することを目的とした。まず,日本の製造業企業を把握する際に用いた分析データと分析手法を詳述した。次に,都市の拠点性に関する指標を算出し,日本の都市システムの構造を考察した。さらに,都市間関係を地図化し,都市システムの変化を検討した。最後に,本研究の成果と,残された課題を述べた。

シソーラス用語： *大企業 ,  施設 ,  事務室 ,  *大都市 ,  *製造業 ,  システム ,  情報ネットワーク ,  依存性 ,  地域 ,  機能分析 ,  成分
準シソーラス用語： 構成要素 ,  事業所 ,  社会ネットワーク ,  地域拠点 ,  *都市システム

分類 (1件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

引用文献 (49件)：

• 阿部和俊(1975):経済的中枢管理機能による日本主要都市の管理領域の変遷-広域中心都市の成立を含めて-. 地理学評論,48,108-127.
• 阿部和俊(1991):『日本の都市体系研究』地人書房.
• 阿部和俊(1996):『先進国の都市体系研究』地人書房.
• 阿部和俊(2004):都市の盛衰と都市システムの変容. 阿部和俊・山﨑 朗著:『変貌する日本のすがた-地域構造と地域政策-』古今書院,53-113.
• 阿部和俊(2005):日本の主要都市間結合の推移とその模式図化の試み.愛知教育大学研究報告人文・社会科学編,54,137-145.

タイトルに関連する用語 (7件)： 大企業 ,  事業 ,  日本 ,  都市 ,  拠点 ,  結合強度 ,  定量分析