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J-GLOBAL ID:201602274530642628   整理番号:16A1349358

2013年12月15~16日に東京都の伊豆七島上空で液化二酸化炭素の種を播いた人工降雨実験

Artificial rainfall experiment by seeding of liquid carbon dioxide above the Izu Islands of Tokyo on December 15-16 in 2013
著者 (5件):
資料名:
巻: 72  号: 3-4  ページ: 116-127(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2013年12月15~16日に日本,東京都伊豆諸島の新島,三宅島および御蔵島で液化二酸化炭素(LCD)による人工降雨法による実験を実施した。12月15日の厚さ760mの薄雲の条件下での実験では,飛行機の前窓を雨粒またはあられ粒子が叩き,30分までの間に飛行機からは種を播いた区域の東側風下の雲の下で尾流雲または雨が観測された。12月16日の厚さ610mの薄雲の条件下での実験では,種を播いた後に15分間にわたって雨粒またはあられ粒子が飛行機の前窓を叩き,雲の下では種を播いた後37分間にわたって雨ないし尾流雲が観測された。12月15日の実験では,種を播いた経路に沿って雨が確認され,線状の飛行機雲が平均2kmの幅で消えるのが目視で確認された。雲の発達と消失が御蔵島周辺の衛星画像により評価された。12月16日の実験では,種を播いた直後に北北東-南南西方向に雲が発達し,線状の飛行機雲が流れるのを衛星画像により確認した。新島周辺の衛星画像で,発達した雲は降雨により規模が減少して消失するのも確認された。12月15日の実験での分析により,種を播いた後の局所的な影響の存在,即ち種を播いた高度より高い700hPa高さでは雲が発達し,種を播いた高さ近辺の850hPaの高さでの雨の出現,種を播いた高さよりも低い925hPaの高度での降雨(尾流雲)ないしは相対湿度の劇的な増大および最終的な人工降雨の発生をすることが中規模モデル(MSM)に基づく上空天気図により明確化された。その人工降雨実験は成功した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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雲と降水の微物理 
引用文献 (14件):
  • Fukuta, N., 1988: Meteorological Engineering-new method of meteorological control-. Meteorological Research Note, 164, Meteorological Society of Japan, 1-213. (in Japanese)
  • Fukuta, N., Wakimizu, K., Nishiyama, K. Suzuki, Y. and Yoshiokoshi, H., 2000: Large unique radar echoes in a new, self-enhancing cloud seeding. Atmospheric Research, 55, 271-273.
  • Maki, T., Hashimoto, Y., Okushima, R., Mitsuno, T., Noguchi, N., Aoki, M., Isoda, H., Omasa, K., Goto, E., Suzuki, Y., Takatsuji, M., Nonami, H., Hashiguchi, K., Hayakawa, S., Murase, H. and Yamagata, T., 2008: Promotion of Artificial Rainfall Technique for Countermeasure of Drought and Prevention of Desertification. Science Council of Japan, 1-28. (in Japanese)
  • Maki, T., Suzuki, Y., Wakimizu, K., Tomine, K. and Nishiyama, K., 2011: Artificial Rainfall. In Encyclopedia of Wind ed. by T. Maki, H. Niino, T. Nomura, Y. Hayashi and S. Yamakawa, Maruzen Shuppan, Tokyo, pp. 134-135. (in Japanese)
  • Maki, T., Suzuki, Y., Wakimizu, K. and Nishiyama, K., 2012: Artificial Rainfallfrom countermeasure of drought to water resources, Gihodo Shuppan, Tokyo, pp.176. (in Japanese)
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