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J-GLOBAL ID：201602274806831580   整理番号：16A1198953

ASRにより劣化したコンクリートの物性値がPC梁構造の曲げ耐荷力に与える影響

著者 (4件)： 廣井幸夫 (IHIインフラ建設) ,  山本貴士 (京大 大学院工学研究科) ,  戸田圭彦 (JIPテクノサイエンス システム技研) ,  高木祐介 (IHIインフラ建設)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 16  ページ： 567-572  発行年： 2016年10月13日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ASR劣化したPC梁構造では,鉄筋破断等の特別な事例を除き,耐荷性能は顕著に低下しないとされている。しかし,ASR劣化に起因するコンクリート物性値の低下が,ASR劣化したPC梁構造の耐荷力や変位に与える影響については明らかにされていない。そこで,コンクリート物性値の低下が,ASR劣化PC梁構造の耐荷力,変位に与える影響について,ファイバーモデルによる解析的検討とともに,コンクリート物性値の低下と耐荷力,変位の関係を定量的に表すことを試みた。その結果,圧縮強度と最大荷重,引張強度と曲げひび割れ発生荷重は一次関数にて,弾性係数と変位は,曲げひび割れ発生前,発生後ともに二次関数にて高い相関性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *アルカリ骨材反応 ,  *劣化 ,  *コンクリート ,  *耐荷力 ,  解析モデル ,  圧縮強さ ,  引張強さ ,  亀裂 ,  弾性係数
準シソーラス用語： ASR【反応】 ,  *PC梁 ,  ひび割れ ,  ファイバモデル ,  *曲げ耐力

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (14件)：

• 土木学会:コンクリートライブラリー124,アルカリ骨材反応対策小委員会報告書,2005.
• 日本コンクリート工学協会:作用機構を考慮したアルカリ骨材反応の抑制対策と診断研究委員会報告書,2008.
• 久保善司,上田隆雄,黒田保,野村倫一:アルカリ骨材反応による膨張がコンクリートの力学性能に与える影響,コンクリート工学年次論文集,vol.28,No.1,pp.1691-1696,2006.
• 久保善司,渡邊悠輔,森寛晃,小川彰一:ASR膨張が内部コンクリートの強度特性に与える影響,コンクリート工学年次論文集,2008.
• 新名勉,松本茂,佐藤彰紀,久利良夫,真鍋英規:ASRによる劣化を受けたPCはり部材の力学挙動に関する解析的検討,コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集,第9巻,pp.397-404,2009.

タイトルに関連する用語 (6件)： ASR ,  コンクリート ,  物性値 ,  PC梁 ,  曲げ ,  耐荷力